Gt-Gt-Gt / HIROSHI IWATAX
2014年 05月 20日
この作品に収録されている楽曲は、岩田さんが昨年11月に旅立つ直前まで、作曲・アレンジ・演奏をご自身でこなしレコーディングされた、とのこと...。
このアルバムだけは、iPodで携帯はせず、CDのまま、じっくりと、ヘッドフォンで鑑賞...。
1曲1曲の旋律、音色を目を閉じながらヘッドフォンで聴いていると、まるで岩田さんがすぐ傍で実際に演奏しているんじゃないか、と錯覚してしまうほど生々しくリアルな音場感で、岩田さんらしい、ジェントリーで味わい深いギターが全編に渡り響きます。
そして、楽曲に付けられたタイトルに、岩田さんがこれらをどんな気持ちで演奏、録音していたのかを想像させてしまうような...いろんな想いが込み上げてきます...。
病と闘いながら、覚悟のうえで最期のアルバムを自身でプロデュースする気持ちは、自分のような小さい人間には計り知れない境地ではありますが、、、。
今は、このアルバムをゆっくりと味わい、あらためて“岩田浩史”という一人のギタリストが、命にかえて創り上げた作品、世界観に浸り、リスナーに伝えたかった最期のメッセージを感じていたいと思っています...。
Rest in peace...
Tsuyoshi.O